※ RHPIは「RIB HUMP PUSH IN」の略です。
(1) 側弯症改善大塚式RHPI木型
この木型で脊柱起立筋、腹横筋、腹直筋などを伸展させる。
伸展させることによって、体が伸びて、綺麗になっているので、装具が装着しやすい。
(2)大塚式の改善できる装具を装着する。
(3) そくわんエクササイズ(体操)
この体操をすることによって、体幹筋を鍛え、
装具を外していても、いい状態が保てるようにする。
装具(Brace)に関しては、医師からは、25~30度から装着するよう言われますが、
この度数に至らなくても体の回旋(肋骨、腰椎部分の出っ張り)が
大きくなってきている場合は、装具装着するよう指導しております。
わざわざ悪化してから装具しなくても、悪化する前に、それを防いだ方が良いからです。
つぼ押しやポキポキしても効果はありません。
(ただし、こりなど筋肉がかたくなっている場合は、まずそれを取り除くことが必要です)
無痛ですので小さいお子様でも安心して施術を受けられます。
ボディーラインの改善も可能です。
まず体操ですが、これは可能な限り左右均等にするために、左右対称に行ってもらいます。
そして、筋力(抗重力筋)ができることによって、体が凸の方向(出っ張りの方向)へいかないように、できるだけ真直ぐの状態に保てるようにしていきます。
次に身長チェックですが、毎日測ってもらいます。そして、その身長差(側弯症の方は差が大きいことが多い)をみながら、今後どういう施術をするべきかを考えます。また、月毎や1年毎で身長がどれだけ伸び、差がどうなったかをみながら、年齢も考慮して、どのような施術をしていくか判断していきます。もちろん差はない方がよいです。
そして姿勢ですが、これは長い時間静止しているとき、特に注意しなければなりません。少しでもよくなる方向へ体の状態をもっていってもらいます。このよい状態を保つためには筋力が大事であることはいうまでもありません。ぜひとも、患者様自身がよくしようという意識をもって行ってもらうことを願います。
側弯専門病院における装具療法の目的はあくまで現状維持です。「悪化すれば手術」であり、装具で改善しようという考えはないのが現状です(医師の中には改善しようと思っている方もいらっしゃいますが)。
しかし、患者様やそのご家族の方は、そのような考え方を受け入れられるわけがありません。当院では、改善できる装具をつけてもらっております。
基本的には25度以上あるいは30度以上となっております。ただし、年齢と体の変形度合いによります。
23時間・16時間・夜だけ装着・夜は外すなど病院により指示が違います。
※ただし、病院・装具社は東京になります。関西には、大塚整体治療院考案の装具を取り扱っている装具社がないためです。あらかじめご了承ください。